ワキガは古来、当たり前の人間の体質だったと言われています。
その証拠に、欧米人などの7割程度は「ワキガ体質」だという調査結果も出ています。
なので、欧米の人たちはワキガに対してフラットな考えを持っています。
しかし、日本人のワキガの割合は1割程度です。
それゆえに、気にする人が多くなっているのです。
ワキガの原因
腋臭症の原因とは一体なんなのでしょうか?
その原因は、わきにある3つの汗腺から来ています。
わきの下には、アポクリン腺・エクリン腺・皮脂腺の3つが存在します。
この3つの腺からの分泌物が皮膚ににじみ出てきた時、皮膚上の菌により分解されることで、臭いが発生します。
これらは、単体では臭いはしませんが、混ざり合うことで悪臭となるのです。
特に、アポクリン腺の多い人は臭いがきついと言われています。
このアポクリン腺は手術で除去することもできますが、手術費や再発の恐れを考えると非常にリスキーな選択ではないかと思います。
ワキガの原因である汗腺類について
アポクリン腺の特徴
ワキや陰部などに主に存在しています。
毛穴と直結しています。
アポクリン腺から分泌される汗は、脂肪分やタンパク質を含んでおり、白っぽく、粘り気があるのが特徴です。
エクリン腺の特徴
全身に存在します。
皮膚の表面に直結しています。
エクリン腺から分泌される汗は、ほとんどが水分で、塩分を少しだけ含んでいます。無色透明でサラサラしているのが特徴です。
皮脂腺の特徴
全身に存在します。
毛穴と直結しています。
皮脂腺からの分泌物は、エクリン腺から出た汗と混ざり合い、皮膚の表面で薄い膜を作りコーティングするのが特徴です。
ワキガ臭はなぜ発生するのか?
ワキガの中心的存在は、アポクリン腺です。アポクリン腺の数や分泌量が多い人はワキガ臭が発生しやすい体質と言えるでしょう。
しかし、アポクリン腺から出る汗自体には臭いがありません。エクリン腺、皮脂腺からの分泌物と混合し、皮膚の常在菌に分解されることで強い腐敗臭を発します。
ワキガの臭いは人によって異なります。
それは、この汗腺類の数や質によって変わってきます。
ワキガをケアするには?
ワキガを根本から治すには、アポクリン腺を手術により除去するのが一番手っ取り早いです。
しかし、手術にはリスクがついて回るものです。
コストを抑えてワキガケアをしたいという方は、デオドラントなどで臭いを抑えるのが一般的です。
ただ、市販のデオドラントスプレーなどは肌に良い影響を与えませんし、すぐに臭いが出てきてしまいます。
そこで、おすすめなのが、ラポマインという脱臭クリームです。肌に優しく臭いを長時間消すことができます。携帯にも便利ですので、出かけた先でも気軽に使うことができます。